親の借金を調べる事は出来る?他人の借金を調べることは出来るのか?

親の借金を調べる事は出来るのか?

こんにちは。以前下記のページで、妻や旦那の借金の内容も調べることが出来るのか?について書きました。

 

>>旦那さん、妻の借金を内緒で調べることは不可能です

 

ここでは、パートナーの事を調べることは出来という事を書きましたよね。では肉親、つまり血の繋がっている両親の場合、その様な借金も調べることが出来るのでしょうか?

 

 

妻や旦那というのは、基本的には他人になりますが、自分の父や母といった場合であればもしかしたら可能なのでは?と思うかもしれません。

 

 

妻や旦那の借金のページでも説明しましたが、借金の有無をチェックする場合は、信用情報機関に情報の提示を依頼する方法しかありませんが、本人ではない場合、本人の委任状か本人の確認書類の提出が必須条件になります。

 

 

つまり何が言いたいかといえば、妻とか旦那とか、両親とか関係なく、借金を調べる為には、本人じゃなければダメ(もしくは本人の委任とか同意が必要)という事になります。

 

 

幾ら両親の借金を調べたいと言う事でも、成り済ましで委任状を作ったり、本人確認を出来るものを持ち出して調査した場合は、違法行為になる為に注意が必要です。

 

 

例えば、両親が勝手に自分の名前を利用して借金をしていると言うような場合であったとしても、また自分の借金を子供に払わせるように仕向けたと言う様な、つまり自分に迷惑がかかっている場合であったとしても、本人じゃなければ借金の内容は知ることは出来ないという事になります。

 

 

ただし、両親が死亡した場合、子供の立場で信用情報機関に情報の提示の依頼が可能になります。

 

 

親の借金は支払う義務はあるのか?

 

両親が自分たちに黙って借金をしていた場合、自分たちに支払う義務はあるのでしょうか?自分が自分の意思で連帯保証人になっていない限り、幾ら両親といえども、子供に支払い義務は生じないので安心してください。

 

 

「相続」という言葉で表されますが、生前であっても、死亡前であっても、財産や借金の相続という考えになります。

 

 

親が死んだ後、遺言書などによって相続人の指定がされていない限り、財産や借金に関して言えば、基本的に配偶者やその子供が相続する事になり、借金の方が多ければ相続を破棄、逆に、財産の方が多ければ相続を希望する事も出来る.つまり相続するかしないかは決めることが出来るという事になります。

 

 

財産の破棄の場合であれば、亡くなった3ヶ月以内に家庭裁判所にその旨の書類を提出する必要があります。

 

 

また限定承認(限定承認も死亡後、3ヶ月以内に家庭裁判所への提出が必要)という方法があり、借金や財産の+-がハッキリした後、マイナスになっていれば破棄、プラスになっていれば相続すると言う事を決めることが出来ます。

 

自分の家庭に迷惑がかかるかどうかを考える

 

親の借金によって、例えば自分の家庭にまで迷惑がかかる可能性があります。例えば、自分の名義を勝手に使われていた場合、連帯保証人になったりすれば自宅の差し押さえをする業者もいると言う事です。

 

 

基本的に連帯保証人になる場合、本人が納得していない場合であれば無効になるケースが多いですが、債権者(お金を貸している側)の方にも悪徳な人間がいて、債務者(借金している側)をだますという目的で、甘い言葉で連帯保証人は連絡はしなくても大丈夫という風な感じでやっているところも多いです。

 

 

その様な場合、弁護士などをしっかりと立てていなければ「私は知りません、両親が勝手にやった事です。旦那に迷惑をかけないでください」と言うような事を幾ら言ったとしても、それに納得するような業者であれば最初からその様な事はしないのです。

 

 

債権者(お金を貸している側)側からすれば、誰がお金を借りたのか?というところは関係なく、回収出来るかどうかという部分が大事になってきます。ですので知らないからというのは通らないと言うことを覚えておいてください。

 

親に聞いて悩みを聞く

 

親は借金をしている事を子供には内緒にしているケースが多く、高齢でどうしていいか分からないと言うような場合も多いと思います。

 

 

早めにしていれば早期解決出来たかもしれないのに、子供にも言えずにずっと利息だけを払っていると言うような人もいます。高齢であれば、インターネットに使うと言う事が敷居が高く、どうしても弁護士に頼むとお金かかるから…というような部分で二の足を踏んでいる方も多いと思います。

 

 

高齢の方であればなおさら、子供である自分たちが借金について聞いてみることもいいと思います。インターネットを触れない年代ですので、無料シミュレーションが出来るという事も知らないケースは多いと思います。

 

 

その様な場合に、弁護士に頼むまでをしっかりとサポートしてくれる無料シミュレーションを一緒にやってあげることで、あとは両親と弁護士が最適な債務整理を検討してくれるのではないかと思います。