自己破産をしたら保証人に迷惑がかかる?債務整理の基礎知識
自己破産をしたら迷惑をかけるのか?
ご訪問ありがとうございます。元司法書士を目指し5年程頑張っていた吉田です。債務整理経験者でもあります^^;詳しいプロフィールはコチラ。
債務整理において、自己破産を行った場合、今までの生活で保証人付きの高額ローンをしている人は保証人にも迷惑がかかってしまいます。
主債務者(ここではお金を借りた人の事)が自己破産を行った場合、債務者(貸金業者)は合法的に保証人に借金の一括返済を請求することが出来ます。
例え自己破産が通り債務者の借金の支払い義務が免除されたとしても、保証人の保証債務の履行義務は免除されないのです。
ですので、保証人が債権者から一括で返済を求められた場合は、主債務者の代わりに借金を返済しないといけないのです。
今の法律で回避できない問題
保証人になってくれるという位ですので、人間関係や信頼関係は産まれている間柄でしょう。借金の心配というよりも、その人との信頼関係が薄れる事の方がイヤという思いがあるかもしれません。
しかし、自己破産などの債務整理をした場合は、仕方がない現実なのです。
解決策としては、保証人の方にも自己破産をしてもらうという選択になります。保証人に借金の返済能力がない場合は特に、債務者の借金を背負う事になりますので、自己破産以外の選択肢が保証人にもなくなるというのが現状です。
いきなり債務整理を行うのではなく、しっかりと事情を保証人の人に話してみてはどうでしょうか。
保証人になる位ですので、信頼関係がある状態だと思います。
借金で悩んでいるという所をしっかりと説明して相談に乗ってもらう事もできます。
保証人は債務者が自己破産を選択した場合、全て借金を背負うことになるのです。そういった迷惑になるという事を考え、事前に誠意をもって説明しておくことも、自己破産後の人生を大きく変える行動なのかもしれません。