任意整理の費用について|弁護士への支払い金額の相場と返済方法
任意整理にかかる費用について
任意整理を選択した場合にかかる費用について説明したいと思います。
弁護士を決める際の手続きや、相談に関しては無料で出来ますが、その弁護士に頼んだ場合の費用についての説明となります。
- 弁護士の基本報酬と着手金・・依頼して委託した際にかかる弁護士費用
- 減額成功報酬や過払い金返還報酬・・減額によって変わる費用
上記報酬があります。
webで無料相談をした際、その弁護士さんに委託契約を結んだ際に発生するのが着手金です。任意整理を選択するのか、自己破産を選択するのかを決めるのも弁護士ですが、任意整理の場合は、債権者に対してそれぞれ着手金が生じます。
具体的に言えば、3社に対して任意整理をする場合、A社いくら、B社いくら、C社いくらという感じで報酬がかかるという事です。
着手金に関しては、それぞれ弁護士事務所や司法書士事務所によって報酬体系が変わってきますので(着手金ゼロで行ってくれる場合もあります。)、無料相談の際にも『着手金はいくらでしょうか?』という感じで聞いてみてください。
一般的には2万円から5万円の間です。
債務整理が任意整理で解決して、和解が成立した場合に発生する金額の事です。一社いくらというカタチで報酬が決まります。着手金の時と同様の考え方となります。
また、基本報酬に関してですが、色々とネットで弁護士事務所の料金を調べると分かるのですが、基本報酬と着手金には大きな関連性があることに気づきます。
- 基本報酬が高いけど着手金をゼロしている弁護士事務所
- 着手金を高くして着手金をゼロにしている弁護士事務所
弁護士事務所の無料相談の際には『着手金と基本報酬の総額はいくらですか?』という質問をしたほうがいいでしょう。
目先の利益だけ、目先の金額だけで決めずに、しっかりとこういった所を相談してみましょう。
個人での任意整理に応じない債権者も、弁護士事務所が間に入ることで減額に応じてくれる場合も多いです。基本的に減額率が一番少ないのが任意整理ですが、弁護士事務所の手腕、また、債権者の柔軟性で減額に成功する例も少なくありません。
そういった場合、減額成功報酬というものを請求する弁護士事務所が殆どです。
基本的には1割となっている所が多いです。つまり、20万円の減額に成功した場合、弁護士に対して2万円の減額成功報酬を支払うという事です。
過払い金が発生した場合には、債権者がお金を払うこともあります。取り戻した金額の2割を報酬として請求されます。
弁護士に費用を支払うタイミングについて
任意整理を行った際、前もって支払いを開始する所がほとんどです。債務整理を行った場合、弁護士に委託をした時から、取り立てがストップします。
和解が成立した後、返済スケジュールに従ってお金を返していきますが、その前に弁護士さんに少しずつ支払いを開始していくという方法です。
債務整理をするということは、用立てる費用がないという意味と一緒ですので、債務整理に慣れている弁護士さんは支払いの方法に関しても理解している場合が多いです。
無料相談などでしっかりと支払い方法について相談してみましょう。
具体的な支払い方法、料金体系というのは各弁護士事務所、地域性などによって変わるのが一般的です。
都心部と田舎というのでも変わってくるのが一般的ですので、相談の際、費用の面でもしっかりと聞いておくことをオススメします。