債務整理をしたら、自分や家族のクレジットカードは使えなくなる?
債務整理を行ったらクレジットカードの利用が出来るのか?
債務整理には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産があります。債務整理を行うことで借金が減額されたり、将来の金利が0%になったりすることがあります。そういったことで支払い義務が免除されます。
また、ケースによっては過払い金返還請求というものが出来ます。これは払い過ぎた利息が取り戻すことができるという方法となります。
債務整理は無料で相談出来ますので、今では借金に悩んでいる方でも気軽に自分の悩みを相談出来る機会が増えていると言えます。私も過去無料相談で借金についての相談をしたことで、その当時の借金についての知識を増やすことが出来たのです。
そういった経緯があるのですが、では債務整理を行ったしまった時、クレジットカードは使えなくなるのでしょうか?
それは選択する債務整理の手続きによって詳細が異なってきます。
任意整理や特定調停の場合、対象とする債権者を選んで手続きをするため、対象としている債権者が発行するクレジットカードの利用が出来なくなります。債権者が発行していない(対象から外した債権者が発行しているクレジットカード)場合は、貴方自身の滞納などがない場合に限り、通常ではそのまま使えます。
個人再生や自己破産の場合、すべての債権者を対象としている手続きのため、この場合は今使用しているクレジットカードは使えないようです。この様に債務整理の種類によっても随分とケースが変わりますので、素人判断で決める必要はないと思います。
家族もクレジットカードが使えなくなるのか?
結婚している方等の場合、自分が債務整理を行った場合、家族がクレジットカードなどを使えなくなる可能性があるのではないかと思っている方がいるようですが、基本的には全く問題なく家族はカードは使えます。
債務整理を行う本人は、事故情報などが個人信用情報として登録されるため、クレジットカードの利用が出来なくなります。本人以外の家族の信用情報は全く問題がありませんので、家族に迷惑がかかることはありません。
家族カードというクレジットカードも今はあります。契約者以外の家族でも、その限度額内であれば使うことが出来るというようなカードの種類です。
家族カードは、契約者が家族カードの発行元に対して債務整理を行うと、債務整理をした本人だけではなく家族も使えなくなります。
また、任意整理を行った場合、信用情報にあなたの事故情報が登録されますので、一定期間クレジットカードの新規作成は出来ないようになります。
一定期間というのは一般的には約5年と言われています。しかし、信販会社によってこのあたりのことは変わりますので、情報はしっかりと個別に判断したほうがいいかもしれません。
債務整理は複雑ですし、自分では分からない部分が多いと思いますので、一人で考えることなく相談することをオススメします。