ギャンブルで出来た借金も任意整理が出来るのか?任意整理では借金の理由は問われる?
ギャンブルでの借金は任意整理で認められるのか?
こんにちは。債務整理で任意整理を選んだとき、借金を模した理由について問われることもありますが、どのような理由で借金したか?というところで任意整理の交渉において不利になると言う事は絶対にありません。
任意整理で大事な事は、交渉した後しっかり毎月お金が払えるかどうか?であり、あくまでも債権者(お金を貸している側)と弁護士の間で、任意整理後の返済が債務者(借金している側)が出来るのかどうか?が大事になってくるのです。
過去に借金をしたという部分での信頼ではなく、これから返済後出来るのかどうか?返済出来る経済力があるのかどうか?という所が大事になってきます。
ですので、過去にギャンブルで借金を重ねた人であっても毎月の支払いが確実に出来るのであれば、任意整理を使うことは出来るのが結論となります。過去の借金の状態ではなく、今払える支払い能力があるのかどうかによって任意整理が出来るかどうかが決まるワケです。ですので、もし借金がギャンブルだから、、と思って躊躇しているのであれば関係なく任意整理が出来るので、それは知っておいて下さい。
ギャンブルによる借金は自己破産が出来ない
任意整理はこれからの借金が返せるかどうか?返済金が毎月返せるかどうか?によって決まる為、借金の内容がギャンブルだったと言うのは関係ありません。
しかしギャンブルによる借金の場合、自己破産は出来ないと言われています。破産法という法律法があるのですが、その中に免責不許可事由というものがあります。免責不許可事由というのは、責任免除の対象として許可されない事という意味です。
この中でギャンブルによる借金をしてしまった場合、その様な債務を免責する事は出来という事を明記されています。つまりギャンブルによって出来た借金は、全額免除である自己破産の対象外となりますので、自己破産を債務整理で選択した場合は、ギャンブルの場合は無理となります。
これも弁護士が債務整理に長けている方であれば、必ずしも不可になると言う事はなく、裁量免責として承認されるケースもあるのですが、それににはかなりの手続きがかかり、多くの手続きをやらなければ出来ない事となります。
しかし何度も言いますように、債務整理の中で任意整理を選択した場合は、月額に返せる裁量があるかどうか?だけになりますので、まずギャンブルによる借金の場合は、自己破産以外の事が出来るかどうか?という部分を弁護さんに聞いてみるのが一番です。
ギャンブルをやっている方は、債務整理をした後、例えば任意整理で毎月の支払いを行っていたとしても、再度ギャンブルにのめり込むという事もあり、なかなかギャンブル依存症から抜け出すことが出来ない苦しみがあります。
お金もないのに、勝つときの快感が忘れられないようになりますので、任意整理で決まった毎月の支払い金額に加え、通常と同じようにギャンブルをしていれば、あっという間にまた同じように借金が膨らむ為注意が必要です。
長期にわたって借金をしているケースも多く、ギャンブルで膨らんだ借金というのは、任意整理は出来ますがなかなか借金が減らないということも悩みの一つです。
長いことギャンブルをしていて、2008年以前から借り入れをしている場合、利息制限法で違法となっている利息を払っているケースも考えられますので、過払い請求が出来、元金が減る可能性もあるかもしれません。
個人再生も任意整理と同様で借金の理由は問われない
任意整理以外にも、個人再生の場合であっても借金の理由は問われません。借金が大きくなってしまっているケースの時は個人差製をお勧めします。
ギャンブル依存症の場合なかなか抜け出すことが出来ませんので、その様な時は個人再生で大幅に債務見学をして月々の返済額を払える状態にする事も可能です。
債務整理の場合は、心を情報機関において、たいていを年間はブラックリストに載る為、借り入れが全く出来なくなるのも特徴です。住むようになってくれば、月々の返済額を決めた後、さらにギャンブルをするようであれば元の状態になります。
任意整理の場合は、滞納を二度行った場合、和解もすべて無駄になりますので、一括返済の状態になり、自己破産をしなければならなくなります。
ギャンブルによる借金の場合、任意整理は出来ますが、基本的には自己破産は出来ないというのが常識となっていますので、自分の返済能力に合わせて任意整理や個人再生も検討している事が大事です。
毎月の支払いが出来るのであれば任意整理が良い
ギャンブルで作った借金かどうかと言うのは関係なく、これから毎月支払うことが出来るのであれば絶対に任意整理がお勧めとなります。
自己破産であればギャンブルの場合は無理ですが、毎月支払うことが出来るのであれば任意整理で借金を整理する事が出来ます。ギャンブルの場合、依存症になるとなかなか抜け出せることが出来ませんので、任意整理を行って毎月返済をしているのであれば、ギャンブルをやめるという選択が任意整理にも成功するかどうか?急所に関係してきます。
任意整理は裁判所を通さなくても良いのですが、自分で交渉は出来ませんので、弁護士などの債務整理のプロにお願いしてください。