ヤミ金業者が消えない理由
ヤミ金が消えない理由|ヤミ金融『三種の神器』と周辺業者
こんにちわ、吉田です。
ヤミ金業者の悪逆非道な取立ては、顔を見たケースもない遠く離れたお金に困っている人を相手に、自分自身の身元を知られず捕まる心配がないという様な状態で、繰り返し、何度も行ううちに、人としての感覚が麻輝することでやっていると考えられます。
ヤミ金の取り立てを可能にする犯罪ツールが
- 他人名義(『飛ばし』)の携帯電話
- 他人名義の預金口座
- 個人情報を不正に取得して作られた名簿
です。
これらはヤミ金融の『三種の神器』と呼ばれています。振り込め詐欺にも同じになって悪用される『犯罪インフラ』です。
こうした犯罪インフラを扱う周辺業者として、他人名義の携帯電話、更には預金口座を売る『道具屋』(電話屋、口座屋)、他人名義の携帯電話を貸し出す『レンタル屋』などがいます。
その背後には『名義を売る』人びとがいます。青少年・学生、それに失業者、多重債務者にアルバイト料を支払って携帯電話、そして預金口座を作らせている、という話はずっと前からありました。
それが、2008年秋のリーマンーショックに端を発する不況の中で『派遣切り』が横行したタイミングに、多数生み出された失業者、それに加えワーキングープアなど生活苦の人びとが標的とされ、ヤミ金融などが『名義を提供するやつはいくらでもいる。口座も電話も無制限に作れるんだ』と豪語することもあった様です。
『名義を売る』人びとは、犯罪の片棒を担がされるのです。
道具屋は、人間を、携帯電話とか預金口座を生み出す為の『道具』として使っている、と言えるでしょう。
周辺業者の検挙事例
道具屋、他人名義の運転免許証を使って携帯電話の契約を結ぼうとして組織的詐欺未遂の容疑で逮捕された『道具屋』グループは、新聞広告でおおよそ80名の『実行役』を雇い入れ、2009年一月以降に約4500台の携帯電話の契約をしており、道具屋の事務所から他人名義、それに加え偽造の運転免許証約1000枚が押収されたケースもあります。
逮捕されたレンタル業者は、2008年こ一月以降、ヤミ金融業者ら約200人に携帯電話約500台を貸し出し、そのうち28台が振り込め詐欺事件に利用されていた。
某有名暴力団組織Y組ヤミ金融グループに多重債務者の名簿を売り渡したとして出資法違反の幇助容疑で逮捕された『名簿屋』は、『紹介屋』『官報担当』『消費者金融担当』と呼ばれる三種類の仲介者から名簿を仕入れて、八年間に延べ300万人分の個人情報を入手していたそうです。
名簿屋が暗躍する裏には、長年にわたりサラ金業界が大量の多重債務者を生み出してきた、という根本があります。
名簿屋は、ヤミ金融被害者のリストも売買しています。繰り返しヤミ金融に関わる『リピーター』がいるように映るのは、裏返せば、それに匹敵するだけの何度も同じヤミ金利用者が狙われるということです。
ヤミ金融に限らず、振り込め詐欺(恐喝)も、こういった名簿を使っています。そのため、ヤミ金融との縁を完全な形で断ち切ったはずのヤミ金を利用した人が、何年も経ってから、今度は『債権譲渡を受けだ』と言う様な架空請求を受けるケースも考えられます。
『またヤミ金融に手を出したのか』と周囲の人に噂されることが嫌で、言われるままに支払って片付けようとしたことが足掛かりとなって、ヤミ金グループの要求がどんどんエスカレートし、脅されるまま高金利の利息を工面しているうちに、再びヤミ金融の餌食にされるというケースもあります。
その意味では、道具屋に『名義を売った』人たちのリストも名簿屋に売買される危険性があり、今度は自分自身が苦しめられる羽目に陥ることがあるのではないか、と思われるのです。
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