利息や金利の落とし穴|審査なし、無担保、即日融資の罠と意図について
借金の金利と利息の落とし穴
サラ金やマチ金のチラシなどで甘い言葉で集客している所は、基本的にな暴利の所が多いですので、しっかりと見極めて下さい。ダメなサラ金で借金をすると絶対に後悔します。
一日いくらの利息であれば違法なのか?
よく看板などで『審査なし』『無担保』『即日融資』『一本化します』などのチラシがあります。お金に困っている人、多重債務者が飛んで喜ぶ様な内容です。借りやすいですよ、有利ですよという事を謳っている為、誘惑に負けて連絡する人も多くいるようです。
また、年利も暴利ですが『一万借りて利息は一日8円!!』とか『月の金利なんと1.7%』などと言っていると少ない金利で借りれそうな気がします。しかし、それは間違いです。冷静に判断すれば分かることですが、お金に困っている方が冷静な判断が出来ない様です。
一万円借りて利息は一日8円
この場合、利息は月で換算すると30日で計算したら2,400円になります。
月でこれだけの利息であればそんなに関係ないと思う方が多いと思いますが、これは年利で計算した場合(1年でまとめて利息を支払うとする)、年間で29.2%になります。
これは貸金業法と利息制限法はもちろん、出資法の年利20%を超える高い金利になります。
金利が安い、審査がない、借りやすいなどの理由でこういった業者に近づく人もいますが、こういった業者のチラシには罠があるため、必ず年利で計算しなおして考えることが大事です。
年利109.5%を超す金利は払う必要はあるのか?
年率がこのくらい高ければ、借り主は『利息を一円も支払う必要はありません。』支払う必要がある利息は、出資法の上限の金利ではなく利息制限法で計算した利息です。
出資法の上限を超えて利息を支払った場合は、利息制限法の上限金利の差し引きで過払い分は元の元金の返済に当ててください。
違法な利息は法律違反です。
借金をしていて高い利息を支払っている方は、ぜひ一度弁護士に相談することをオススメします。