配偶者の借金で離婚したいけど、離婚したほうがよい?慰謝料等の関係

配偶者の借金で離婚したい

こんにちは。配偶者の借金で悩んでいる方は多いと思います。自分自身が借金をしていないにも関わらず、配偶者が借金をしているおかげで、気づいた時には日常生活が送れないような借金生活になると言うような方も多いです。

 

 

最近では女性の方も借金をして、旦那さんのクレジットカードを使いまくると言うようなケースもありますが、ここでは一般的に女性の立場になって、旦那さんが自分の知らない所で沢山の借金をしているという場合、離婚するのかどうか?という所を考えてみたいと思います。

 

 

基本的に夫婦と言えども、一度会社に出た場合、どのような生活を送っているのかが分からないと思います。接待ゴルフとりながら、自分自身がゴルフにハマッていて、自分でお金を出してゴルフを友達としていたと言うようなケースも普通にあります。

 

 

旦那さん自体は自分自身が借金を支払うという部分で最初は問題ないと思っていた色々な事が、妻に内緒で10年単位で借金が重なってきてばれると言うようなケースも普通にあります。

 

 

このような場合離婚をすべきでしょうか?配偶者の借金を理由に離婚をする事が出来るのか?また離婚はするべきなのか?ここでは女性の立場で考えてみることにしましょう。

 

 

また借金を含めた離婚の場合、色々な相談を出来る弁護士に頼むのが一番いいかもしれません。基本的に自分自身で離婚調停などをした場合、旦那さんの証拠が集められなかったり、お金の部分に関して分からなかったりしたり、債務整理をして慰謝料がもらえると思ったけど結局泣き寝入りになったと言うようなケースも普通にありますので、自分だけで判断せずに借金問題に詳しい弁護士さんに相談するのが一番だと思います。

 

 

離婚の原因で借金というのはありなのか?

 

基本的に離婚というものは、お互いの相違があれば問題ありません。つまり借金で離婚をしようと、相手の浮気で離婚しようと、双方の気持ちが同意しているのであれば離婚は成立という事になります。

 

 

離婚の理由が必要になってくるのは、1本の同意が得られないケースで、離婚希望者が訴訟を起こすのが一般的になります。

 

 

つまり、離婚をしたいと言う側が借金をしていないのであれば、借金した側が離婚する気持ちがあるのかどうか?という所が関係する為、借金が理由で別れたくないとお相手が思うのであれば、色々な問題が出てきます。

 

離婚の種類について

 

離婚の種類については下記のようなものになります。お互いが同意しているかどうかという部分で呼び方が変わって、のちのちの裁判なども変わってきます。

 

協議離婚

 

両方とも離婚をしても大丈夫と思っている場合はこの協議離婚となります。

 

 

これは離婚届を出すだけの、書類の提出だけの簡単な離婚です。お互いが納得しているんですから、色々な部分で問題なく双方が離婚届を出すという形になります。

 

調停離婚

 

慰謝料の問題が片づいていない場合、また子供の親権の問題点どちらか一方しか離婚をしたくないなど、双方だけでは話し合いの収集がつかない状態の時は、家庭裁判所などに調停の申し立てをするような形になります。

 

 

第三者を通して、どちらに言い分があるのか?等を話し合います。離婚した方が両方にとってプラスになる、お互いが納得したと言うような事であれば離婚になるケースになります。

 

 

また調停離婚においても、それぞれの落としどころで話し合いがまとまらない場合であれば、離婚を申し出た方が裁判に離婚の同意を求める為の訴訟を起こします。これに勝たなければ離婚が成立しません。このことを裁判離婚といいます。

 

 

この裁判理由の訴訟を起こすときに正当な裁判所が認める理由が必要になります。

 

 

例えば息が臭いとか、その様な意味のない事ではもちろん離婚出来ません。ここでも借金の部分が原因だとしても、離婚訴訟の原因として裁判所が認めてくれるか?という部分が問題になってきます。

 

 

民法においては、借金で離婚をする事が出来るとは書いていません。つまり相手の借金により、結婚生活が継続する事が難しいという状況をしっかりと説明出来るかどうか?が離婚出来るかどうかの焦点になります。

 

 

このような場合は1人で当然戦うことが出来ませんので、借金の部分に詳しい弁護士さんに頼むのが一番です。

 

子供への影響を考える|借金で別れるべきなのか?

 

実際に借金で別れるとなったら、子供が影響すると言う事を考えないといけません。借金を理由に離婚すべきかどうか?という所は、相手の借金の金額の部分にもよります。

 

 

例えば愛があって子供のことも思ったら別れたくないと言うような場合、債務整理をして任意整理や自己破産、或いは個人再生等をすることによって、また夫婦一緒に頑張って借金を返していくという道もあると思います。

 

 

配偶者が借金をしたという部分で別れるというのは、一時の感情的な部分もあると思いますが、やはり子供の事を考えるとお金の事で解決出来るのであれば、夫婦で解決するのがいいと思います。

 

 

相手がどのくらいの借金を、自分に内緒でしていたのか?というところが問題になり、債務整理を行って任意整理で借金を返済することが出来ないくらいの金額であれば仕方がないかもしれません。

 

 

しかし夫婦で解決出来るくらいの借金の大きさであれば、ともに子供の事を思って協力し合うのがいいかもしれません。

 

慰謝料はもらえない

 

また離婚をしないほうがいいという部分のところで、慰謝料というのも相手に期待出来ないというところです。借金で相手が金銭的に貧窮しているのであれば、自己破産をされれば慰謝料を支払う気分はなくなるのです。

 

 

ですので、今の生活が借金によって苦しいと言うのであれば、離婚をすれば解決することではないという事も頭に入れ、ふたりで解決出来る方法はあるのか?を考えるのがいいかもしれません。

 

 

また、借金が家族の為にしているものがあるのであれば、離婚をした後でも自分自身が支払う必要があるものが出てくるかもしれませんので余計に家計が苦しくなるケースもあります。

 

 

私は全く関係がないから…と思っていたとしても、家族の為に借金をしていると言うような部分があれば、自分自身も支払いの義務がある為、弁護士などに相談しながら離婚を勧める方がいいと思います。

 

 

このような部分を考えた時、家族で債務整理の方向性を探して、2人で協力しながら共働きで借金を回していく方が、将来的には良いことがあるといえるでしょう。

 

 

子供の事もありますし、慰謝料も取ることは出来という部分を考えたら、借金が明るみになって、感情的になって別れるんのではなく、任意整理が出来ない中10日?などを考えながら解決した方がお互いに良いこともあると言うことです。