自己破産のメリットとデメリット|正しく自己破産を知っておく
債務整理は自己破産だけではない!
多くの方が自己破産についての間違った解釈をしています。私もそうでしたが借金の整理というのは全て自己破産だと思っていました。
自己破産になると社会から抹消さえ、食べ物、衣服、車や住まいも制限される、、、こういったイメージを持っている方は多く、この思い込みから『債務整理なんてとんでもない!!』と、借金を放置されている方も多く存在しているようです。こういった偏見や間違った思い込みがないように、しっかりと自己破産のメリットやデメリットについての知識をつけて欲しいと思います。
私が自己破産についての知識(債務整理全般と言ってもいいでしょう)が無いばかりに、長い年月借金を放置していた経験があります。ぜひ自己破産のメリットとデメリットを覚えて欲しいと思います。更に自分で自己破産しかないと思っていたとしても、専門家がしっかりと借金や財産、収入を把握したら個人再生で返済できるという様な事が普通にありますので、まずは無料相談をされてみることをオススメします。
自己破産のメリットについて
自己破産のメリットは
- 全ての債務が免除される(税金滞納は除く)
- 基準以下(裁判所が定める)であれば、全ての財産が没収されるわけではない。
- 取り立てが無くなるので精神的な不安が減る
という部分になります。膨らむ借金と催促の電話のプレッシャーがキツイという方にとっては非常に嬉しい事ではないでしょうか。
また、財産に関しても『全ての財産が没収されるわけではない』という所もメリットです。コレについては、コチラのページに書いていますので参考にしてください。
自己破産のデメリットについて
当然ですが、自己破産にもデメリットがあります。しかし、人生が終わる様なイメージを持っている方が多いですが、そんなことはありませんので正しい認識を持っておきましょう。
以下が自己破産を行った際に考えられるデメリットですが、日常生活を送る場合では殆ど問題ありません。
- 裁判所が定める金額や資産を持っている場合は没収される
- 職業や資格の制限がある(免責確定後は解除される)
- 新たな借り入れは出来ない(5~10年ほど)
- 官報に掲載される(ただし一般人が見ることはまずありません)
コチラのページで全ての債務整理の比較を図解で説明しています(^_^。
メリットでは、全ての財産が没収されることがないという事を書きました。しかし、当然ですが家や車、生命保険の解約金、貯金等全ての資産を考慮して債権者に分配されるのが基本です。
財産の没収の基準ですが『換価をして20万円を超えるもの、99万円を超える現金』となっています。
例えばですが、ローンを終えた家があるとか、車を現金で買っているとかの方にとってはデメリットになります。査定をしてもらい20万円以下であれば所有は出来ます。
最初から車もボロボロ、家も持っていないという方であればデメリットにはなりませんが、家もあり財産もある方は非常にデメリットになるでしょう。
また、借金を5分の1に減らせる個人再生という選択も出来る可能性もありますので、自分で自己破産だと決めず、法律のプロにしっかりと相談してみる事をオススメします。