身に覚えがない借金の請求がきた際の対処法
身に覚えがない借金請求は無視が原則12/23
1週間以内に振り込みがない場合、財産を差し押さえするという文面でした。どうすればいいのでしょうか。
全く身に覚えがない借金の督促状は無視しても全く問題はありません。しかし、裁判所名義の際は注意が必要です。
借りていない借金でも、支払い命令が降りる可能性があります。
借金の督促状が裁判所名義の場合
通常の貸金業者の督促状であれば、本当に借金をしていないという自信があるのであれば放置しておいて問題ありません。架空請求詐欺の可能性が高いからです。
無造作に有料で集めたリストに督促状を送っているだけであり、法的に何も効力はありません。携帯電話だけしか連絡先を書いていない場合は詐欺ですので無視してOKです。
しかし、巧妙な場合、『裁判所名義』で督促状を送ってくる場合があります。この裁判所自体不正であれば問題ありませんが、実際にサラ金業者が裁判所に支払督促の申し立てをしたり、貸金返還請求訴訟を起こす手口も存在します。
実際に裁判所を通してこういった訴訟を起こした場合、アナタが全く借りていないとしても、サラ金業者側が提示した借金の金額の返済命令が下る可能性もあるのです。
実際に手紙に書かれている裁判所の電話に電話するのではなく、検索して本当にその住所と電話が裁判所なのかを確認する事です。そして、万が一、訴訟を裁判所を通して起こしていると判断できる内容であれば弁護士に相談して下さい。
実際に裁判所や弁護士の名前が記載されている場合もありますが、それはコチラの記事に詳しく記載していますので参考にされて下さい。
多重債務者で本当に借りたかどうか自信が持てない場合
通常、身に覚えがない借金の場合の請求がきたら拒めると思いますが、もし多重債務をしている場合や、以前借りたことがありそうな所、、、という不安がある事もあるかもしれません。
その場合、まず本当に自分が借金をしているかどうかを確認して下さい。しかし、確認する際は注意点がありますので、そこを意識しておく必要があります。
- 連絡先は自分で調べる(請求書に書かれて居る所ではなく)
- お客様コールセンターなどハガキに書かれていても無視
悪質なサラ金業者の場合、大手の金融業者や消費者金融会社に似た名前で自分の所へ引き込むために情報を手に入れようとしている可能性があるからです。『悩み直通回線はコチラ』などの誘導があってもそこにかけない様にしましょう。
業者に連絡する際の注意点
- 今まで借りたことも無いようなサラ金業者
- 本当に借りていないと自信がある場合
- 弁護士や裁判所を通して訴訟を起こされた
この様な状況であっても、いずれも業者やハガキ等に直接電話や問い合わせをすることは危険です。
悪徳業者の誘導尋問で『残高、返済額、別のところの借金、名前、生年月日、会社名、電話番号』などを話すと、多くの個人情報を与えてしまいます。コンタクトを取ってくることを待っていると言ってもいいでしょう。
そのコンタクトを元に次の詐欺、次の手口などを組み込むのが手口です。最初はハガキがきて住所しか知らない状況であったとしても、自分で個人情報を漏らしているため、次回から電話番号にかけてきたり、職場の電話番号にかけてきたりする様になります。
本当に借金をしていないのであれば堂々としていていいのですが、精神的に追い込まれてきて最終的には『この取り立てや電話地獄から逃れたい、、』と切実に願うようになるのです。その結果支払いをしたりして解決しようとします。
ですので、覚えのない請求がきた場合、自分で電話をかけたりせず、まずは弁護士等に相談する事をオススメします。色々な住所が裏で回っていると言われていますので、こういったケースも考えられます。しっかりと対応出来るようにしておきたいですね。