離婚をした際、妻や夫の借金の保証人はやめれるのか？
離婚をしても保証人は辞めることが出来ません
ご訪問ありがとうございます。元司法書士を目指し5年程頑張っていた吉田です。債務整理経験者でもあります^^;詳しいプロフィールはコチラ。
旦那と一緒に商売をしていたのですが、離婚をするつもりです。夫が仕事で作った借金の保証人になっているのですが、離婚をしたら保証人の権利はなくすことは出来ますか？
離婚しても無くなりません
離婚を理由に連帯保証人を解除するという事は出来ません。お金を借りた人と自分自身の問題以外にも、債権者との契約上の約束などがあるからです。
辞める場合も非常に労力がいるでしょう。
連帯保証人を辞める事は出来ないのか？
債権者との保証契約上、夫婦離婚するからといって借金の代理人まで放棄することは出来ません。連帯保証人を辞める場合、債権者の承諾を得る必要があります。
もし、こういった要求を債務者からされた場合、債権者は、債務者側に代わりの連帯保証人を要求する、もしくは、借金に相当する額の担保を請求します。
銀行、マチ金、サラ金、共に同様であり、離婚を理由に保証人から開放されることはありません。注意が必要です。
離婚給付などについて話し合う際、夫婦の間に蓄えた資産（車、家、借金など）をどうするのかという所もしっかりと弁護士と相談して決める必要があります。
離婚をする際、色々と障害があるのは仕方がありませんが、お金の面が一番の苦労となります。今までどちらの財産なのか？という所は考えていない様な所も、どちらが引き取るのかということまで決める必要があります。
離婚をする際、お互い隠していた借金なども分かるかもしれません。ですので、素人判断で安易に離婚をしてしまって借金を背負うという事も考えられますし、実際にそういったケースも多く見られます。
どういったデメリットがあるのか、離婚の際注意するべき所はどういった部分なのか？など、しっかりと弁護士やパートナーと話しておくことが大事です。