消費者金融の借金の放置と借金のチャラの申し出の提案の意図
サラ金業者の美味しい話には要注意
借金をしている方で、以前でも消費者金融などから有利な条件を提示されたりしたことがある人はいませんか?消費者金融に対して借金をずっと放置して、再三の督促にも答えることをせず数年経っていたにもかかわらず、自分に有利に、あなたにとってはそれでいいのですか?という風な提案をされた方もいるかもしれません。
(支払いが出来ず、借金の放置をしている人|放置するとどうなる?)や(借金の時効について|借りたお金が返せない場合の借金の時効など)にも詳しく書いているのですが、基本的には時効で借金をチャラに出来るという様なことはまずないと言ってもいいと思います。
これはボク自身経験がないことですので、時効で逃げた人もなかにはいるかもしれませんが、基本的には世捨て人になる覚悟がある人でなければ成功は難しい様な条件がたくさんあると思います。
『3万円を振り込みすれば借金はチャラに出来ます。』
この金額はもちろん個人によっても、借りた金額によっても、また、消費者金融会社によっても提案金額は違ってくるのですが、一時疎遠になっているような消費者金融からのこういった提案というのは、一見債務者(お金を借りた人)にとっては非常に有利でありがたいものがほとんどです。
しかし、当然ですがこの提案には裏がありますし、そんなに美味しい話はありません。
大体が5年以内(4年目が一番多いようですが、、)にこういった提案があるようですが、これは時効消滅を防ぐための債権者(消費者金融会社など)の知恵です。これは時効の利益の放棄というものに該当します。借金を法的になくす事ができたにも関わらず、このお金を支払ったことで再度時効期間がリセットされてしまうのです。
専門家に相談するのが一番
(支払いが出来ず、借金の放置をしている人|放置するとどうなる?)や(借金の時効について|借りたお金が返せない場合の借金の時効など)にも書いていますが、債権者(消費者金融会社など)は時効が来ると当然法的に回収が不可能になるので、その時効をなんとしてでもクリアしたいのです。
この時効がクリアされる条件に、自分の借金を認めることというのがあり、支払いをしたこと、つまり、チャラにしてあげるから最低金額の3万円でも支払ってよと言われてお金を払ったら、これは自分の借金を認めてしまうことになるのです。
『○○万も借りているのに、たったの3万円だけ支払ってチャラにしてくれるなんて、なんて俺はツイているんだ!!』
などと浮かれて言うとおり支払うことで、あなたの法的な時効が一瞬でリセットされてしまう可能性があるのです。
これはこの法律を知らない債務者(お金を借りた人)に対しての手段であり、これに引っ掛けるためにあえて支払えそうな金額を提示してくるわけです。
素人でそういった事に対応するのは非常に危険です。
債務整理や借金などに関しては、まず専門家に無料相談をする事をオススメします。